コロナ対策緊急アンケート②集計結果

この度実施させていただきましたアンケートにご協力いただきありがとうございました。

新聞折込によるアンケート用紙配布でしたので多くの回答をいただくのは難しいと思っていました。

しかし、予想に反し164件のご回答をいただくことができました。

一枚づつ大切に読ませていただきました。お一人お一人に重ねてお礼申し上げます。

結果は下をクリックしていただけるとご覧いただけます。

  緊急アンケート②結果

アンケート結果から見えてきた市内のコロナ化の状況は以下のとおりです。

そして、本日3月12日に市長と教育長に結果について情報提供するとともにアンケート結果を考慮したコロナ対策を進めていただくようお願いいたしました。

  市長・教育長への申し入れ

 

(アンケート結果から見えてきたもの)

1. 回答結果から窺えるコロナ禍の影響

① コロナ化の生活のストレスについて(別紙P2~3)
ほぼ全ての市民が何らかのストレスを感じています。特に「人との交流が減ったこと」については約9割の回答となっています。特に「子どもあり世帯」の回答割合が高い傾向があり、これは回答者本人の交流減だけでなく子どもの社会活動が減ったことによるストレスの追加があると捉える必要があるかもしれません。また、12人が「収入・給与が減ったこと」に回答しており、その割合は全体の7%であり看過できない数字となっています。
② 家庭への影響(別紙P4~6)
特に影響はないと回答されたのは全体の約57%(93人)ですが、「家計が苦しくなった」と回答された方は32人(約20%)となっています。「家計が苦しくなった」の回答は、「子どもあり世帯」「高齢者と同居世帯」で高い傾向がみられます。
また、自粛生活の影響なのか「家族の会話が増えた」「家族のけんかが増えた」と回答される方も一定数あり、その回答割合は女性のほうが高い傾向にあり、家庭生活の変化をより意識されていると思われます。
③ 仕事への影響(別紙7~8、自由記述)
回答結果からは、就業状況の変化や影響は少ないと思われます。しかし、ここでも収入の減少に関する回答を選ばれる方があること、自由記述で「孫が失業中」と記入された方があることに留意する必要があります。
また、自由記述には、一般製造業に市の支援策が十分行き届いていないと指摘される意見が散見されます。
④ 地域活動・趣味の活動への影響(別紙P9~10)
「感染対策などを工夫ができる活動は行っている」の回答割合は約43%に止まっており、ほとんどの活動を停止している市民が多いことがわかります。また、18人が「活動自体が無くなったものがある」と回答しており、自由記述においても活動再開や継続に不安を訴える声があります。
⑤ まるいのお年玉クーポンについて(別紙P11~12)
クーポンの使途については、「食品や日用品の購入」が約60%、「まだ使っていない」が25%、合わせると85%となっています。このことから、クーポンの使用は生活必需品の「購入」に充てられているとみられ、飲食を含めサービス業での使用比率は低い数字にとどまっています。
なお、「まだ使っていない」の回答については、アンケートの実施期間がクーポンに使用期間中であったことに留意する必要がありますが、50代において使用が遅れている傾向がみられます。
⑥ 定額給付金の使途について(別紙P10)
10万円の定額給付金については、回答者の9割以上が活用済みであり、貯蓄に回された方は1割未満となっています。調査時期が違い比較は困難ではありますが、ニッセイ基礎研究所が昨年6月に行った調査では、4人に1人(26%)が貯蓄を回答されています。
⑦ 新型コロナワクチン接種について(別紙P13)
回答の多い順は、「早く接種したい」40%、「不安があるのでもっと情報がほしい」39%、「できれば接種したくない」16%であります。年代別の傾向では、「早く接種したい」が60代以上で割合が高く、(回答数少ない20代30代を除くと)年齢が下がるにつれ「できれば接種したくない」「接種できない」とする回答割合が高まる傾向にあります。また、全世代を通じてワクチン接種に不安を感じる割合が非常に高い結果となっています
⑧ 自由記述から(別紙P14~)
アンケートの実施時期が影響している可能性もありますが、市民のワクチン接種への関心が高いことがわかります。その情報を求める声も多く、丹波篠山市の情報を求める記述も散見されます。
また、公平なコロナ対策を求める声、子どもたちの成長を不安視する声、高齢者の若年層への支援を求める声など、多様な意見が記入されておりそれぞれに留意する必要があります。

(注)申し入れの中で触れている提案済みのコロナ対策

 R2年2月17日提出 新型コロナ対策への提案